大きな蜂蜜色をした瞳が、きょとり、と。
不思議そうにこちらを見つめていた。
既に高く上った陽の光が、ふわりと風に揺れる薄いカーテンの隙間から
柔らかく差し込んでくる。
然程大きくないダイニングテーブルに載っているのは、目の前に座っている
子供からリクエストされたスパゲッティ・ナポリタンと、温野菜のサラダ、
そしてオレンジジュース。
出来立ての料理を頬張り、口だけを動かしながら。
大きな瞳は瞬きもせずに、じっとこちらを見ている。
「…いや、唐突にすまない。気になったもので思わず聞いてしまったのだが」
子供は相変わらず瞬きひとつせず、こちらを見つめている。
その真っ直ぐな視線が刺さるようで、非常に居心地が悪い。
ただ、私は。
予てより疑問に思っていた事を、口にしただけなのだ。
それはこの子供にしてみれば、唐突な事だったかもしれないが。
しかし、聞かずに入られなかった。
「何故キミは、あの男と――…不壊と、そういう関係になったんだ?」
私はもう一度、目の前の子供にその疑問を投げかけた。
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