なんだか最近、ヘンなんだ。
春が来て、オレは中学生になった。 当然、また冒険の旅に出る事だって諦めてないから、時々母ちゃんや父ちゃんの そんな、ワリとばたばたと過ぎる日常の中で。
あの冬の日からオレの中に生まれた、知らない気持ちの事を。
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| ふあんなきもち |
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オレが妖の里で遭難して、雷信さんに助けられた後の事だ。 「三志郎殿、お身体が冷えていらしたでしょう。お疲れでしょうが、風呂に入られたら 確かに濡れた身体は拭いたけど、何だか背筋がぞくぞくする。 その時、イズナに聞いてみたんだ。あの、知らない気持ちの事。 そしたらイズナのやつ、急にすげー汗かきだした。 「なぁ、三志郎。その事、不壊に話したか?」 突然真顔になってイズナが聞いてきたので、まだだと答える。 「そっか…。あー、それなぁ、多分不壊には云わない方がいいぜ?」 なんとなくオレもそう思ってたけど、イズナもそう思った事に少し驚いて、 「何でってそりゃーアイツはおまえの事…っ、あ、いや、その」 またごにょごにょと言葉を濁す。何だよ、なんかオレに隠し事してんのか? 「ち、違ぇって!そうじゃなくて、その…お、大人の事情ってヤツだよ!」 何だか妙な言い訳だと思ったけど、イズナの顔がこれ以上ツッコむなって 「しかしまさか、三志郎まで…そんな」 よく聞き取れなくて、なに?って聞き返したら、イズナは少しだけ考え込むような 「それ、さ。オレは、雷信に話しちまってもいーんじゃねーかと思う」 オレはその言葉に驚いて、何度か瞬きをしてからイズナを見つめ返した。 「えーと…まあ、参考程度に…って事で、な。それを雷信に話すかどうか、 風呂から上がって部屋に戻ると、かがりさんが布団を敷いてるところだった。
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